「一度退院して大丈夫です。」
思いがけずに退院許可が出たのが3日前。
子宮頸管が短くなることもなく、お腹の張りも落ち着いてきたからだそう。
このまま出産まで4ヶ月、病院で過ごす覚悟をしていた私は、心の中でガッツポーズしました。
ただ、退院しても5日後には受診が必要で、その時の状況次第ではまた入院になるかもしれないとのこと。
それでも一度自宅に帰れるという思わぬサプライズに、嬉しさが込み上げました。
その日の夜、夫に電話で報告すると、「まだ入院して一週間だし夜中の腹痛も不定期に起きてるから、退院は早いんじゃない?」と不安そう。
お互いの家族も遠く、日中は家で私ひとりになるため、何かあった時のことを考えると入院してくれていた方が安心なのでしょう。
2日間考えて昨夜もう一度話し合った結果、もうしばらく病院で経過をみてもらい、来週の木曜日に退院しようと決めました。
やっと退院日が決まり、入院生活もとりあえずあと一週間だと喜んでいた矢先、
今日の診察で…
「子宮頸管が短くなってますね。」
えぇぇーーー!?
なんで?
安静にしてたのに!
トイレとシャワーとご飯以外は横になってるのにー!!
「来週木曜日の退院は難しいかもしれません。」
そりゃそうでしょうね。
これだけ安静にしても、頸管の長さは保てない。
これ以上赤ちゃんの重さが増えてきたら、それこそ出てきてしまうかも…。
入院継続は赤ちゃんのため。
わかっているけど…。
どんでん返しにかなりのショックを受けました。
これまで流産を繰り返してきた分、赤ちゃんが成長しても、なかなか出産するというイメージが湧かず。
期待するほどダメだった時のショックが大きいと知っている分、早い時期からベビー用品を揃える気になれず。
そんな状況で、何も準備をしていないままの緊急入院。
せめて、赤ちゃんを抱いて帰ってくる自分を想像しながら自宅を出たかった。
そう感じていたからこそ、退院が何より嬉しかったのに。
今の希望は…。
一日でもいい。
一度家に帰りたい。
自分の出産準備をしたり、ベビー用品を揃えたい。
部屋に赤ちゃんの寝る場所を作りたい。
でも、今の私が赤ちゃんのためにできることは、
『ただただ寝ていること』
それだけなのです。
弱気になってしまいましたが…
これまで不妊症と不育症の治療をフルコースで行い、治験を受け、やっとここまでたどり着きました。
今が一番踏ん張りどころなのはわかっています。
医師もお手上げ状態だった自分みたいな妊娠劣等生でも出産できたという例を作り、不妊症や流産で悩んでる人たちに希望を持ってもらいたい。
その気持ちは変わりません。
いつもブログを読んでいただいている方々の励みになるよう、明日からはまた前向きなブログを書きたいと思います!