*ひだまり妊活日記*

*ひだまり妊活日記*

不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

不妊治療や習慣流産を経験してよかったと思うこと

 

 

不妊治療や習慣流産は、

「辛そう」「大変そう」

「うまくいかないと落ち込みそう」

そんな印象があると思います。

もちろん全てその通りですし、経験せずに妊娠できるに越したことはありません。

ですが、こういった経験をしたからこそ得るものもありました。

今回は、治療や流産を経験をして『よかったと思うこと』を書いてみたいと思います。

 

 

 

  結婚6年目でも夫婦仲がいい


不妊治療は夫婦ふたりのプロジェクト』

そう決めて治療を始めてから4年半。

その間2回の引越しも重なり、山あり谷ありな生活のため、マンネリ化している余裕がありません(笑)

治療は私がメインですが、夫は治療の内容をできる限り理解し、辛い時は寄り添ってくれます。

夫婦の仲がいいから治療を続けられているのか…。

治療を続けているから夫婦の仲がいいのか…。

どっちにしても結果オーライだと思っています。

 

 

 

  精神的に鍛えられた


あたたかい家庭に生まれ育ち、受験、就職、結婚と、比較的希望通りに人生を歩んできた私。

努力しても結果が伴わない不妊治療や原因のわからない流産は、正直、人生で初めて味わった『挫折』でした。

最初の頃は思い通りに行かないことへの向き合い方が分からず、“なんで私ばっかりこんな目にあわなきゃいけないんだろう…”と、悲劇のヒロインにでもなったかのように泣いてばかりいました。

でも途中からは、“今までの人生が順調すぎたんだ。これは神様が私に課した試練なんだ。”と思うようになりました。

流産の回数が増えてくると、“ここまできたからには、10回流産するまでは治療を続ける!”と、目標を作ることで自分を奮い立たせるようにもなりました。

 

決して強くはないですが…「出会った頃に比べて逞しくなったね。」と最近夫に言われます。(←褒め言葉??)

 

 

 

  不妊症や不育症で悩んでいる人の気持ちに寄り添うことができる


もし自分が望み通りに自然妊娠していたら、このような治療を知ることもなく、治療をしている人たちを傷つけるような言葉や態度をとっていたかもしれません。

また、現在治療をしている友人や、不妊で悩んでいて治療を考えている友人の相談に乗ることもなかったと思います。

仕事柄、同じような経験をされた方と接する機会もあるのですが、自分がその立場にたつことで、どんなふうに声をかけてほしいかが少しわかるようにもなりました。


少し話はそれますが、治療や流産を経験していると、家族や親戚、友人の妊娠を素直に喜べないという声をよく聞きます。

ですが、長期間の治療や習慣流産を乗り越えたという背景があると妊娠を受け入れてもらいやすく、その点においてもよかったと感じます。

 

 

 

  「大きな壁を乗り越えた分、成功した時の嬉しさは100倍!」by妹 

 

8回の流産を乗り越え、やっと不妊治療専門クリニックを卒業し、産院に通い出すとすぐに切迫早産で絶対安静…。

私たち夫婦はもちろん大変でしたが(現在進行形ですが)、事あるごとに家族や職場にも心配をかけました。

そんな中、診察で赤ちゃんの性別が分かった日。

家族へLINEで報告すると、妹が泣きながら電話をくれました。

性別に対する感想ではなく、私がやっと親になれたんだと実感し、感極まったらしいのです。

「本当に嬉しくて、自分の時よりも感動したよー!!」

その言葉に胸がいっぱいになりました。


職場の人たちに連絡した時も、同じように喜んでくれました。

休んで迷惑をかけているのに…。

いつも全力で応援してくれました。


それまで私は、なかなか乗り越えられない壁に嫌気がさしてばっかりでした。

親にはなかなか孫を抱かせてあげれないし、職場には急に休んで迷惑をかけるし…。

でも、もがき苦しみながらもめげずに頑張る姿をさらけ出していたことで、妊娠した時に周りの人たちにより一層感動してもらえたんだと思うと嬉しくなりました。

 

 

 

  ブログを始めるきっかけとなった


機械音痴で飽き性の私がブログを始め、毎日記事を書き続けるほど、伝えたいことができました。

不妊治療や流産を経験していなければ…。

そして今現在、切迫早産で絶対安静になっていなければ…。

間違いなくブログとは縁のないまま過ごしていました。

今は自分の経験や想いを記事にすること、それを読んでくださる方がいることに喜びを感じています。

そして、同じような経験をされている方のブログを読む機会ができたことにも、とても感謝しています。

 

 

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楽しいことや幸せなことばかりでなく、

辛いことや悲しいことも全て含めて…。

 

『日々起こることには意味がある』


常々そう感じています。