一ヶ月のおやすみ周期を挟み、再び移植周期に入ることになりました。
同時に不育症の検査も行う予定です。
私は以前、新横浜の杉ウィメンズクリニックで不育症の検査を行いました。
その結果、2項目が基準値ぎりぎりの数値だったため、バイアスピリンを処方され、移植周期には毎回飲むようになりました。
それから2年が経過しましたが、変わらず流産を繰り返すため、恵愛医院で再検査をすることに決めたのです。
*杉ウィメンズクリニックでの不育症検査についてはこちら↓↓↓
D3に受診した際、移植にむけて行う内診や採血と同時に、不育症検査の採血も行いました。
エコーでは子宮や卵巣の状態は良く、ホルモン値も問題ないとのことでした。
今回も凍結胚盤胞を移植するため、ホルモン補充療法を行います。
病院の考え方にもよりますが、妊娠成立後も妊娠を維持するため、妊娠7週~9週頃まで続けることになります。
まずエストロゲン(卵胞ホルモン)製剤を使用。
内膜が充分な厚さに育ちエストロゲンの数値も上がってきたら、排卵日を設定し、その日からプロゲステロン(黄体ホルモン)製剤を追加します。
凍結胚は5日目胚なので、排卵日と仮定した日から5日後に移植します。
D3:エストラーナテープ開始
スケジュールに沿って初日は右側に、2日目は左側に1枚貼付。
貼付後1日置きに貼り替え。(常に計2枚貼った状態となる。)
D6:テープを2枚ずつに増やす(計4枚)
D8:テープを3枚ずつに増やす(計6枚)
D10:受診 内膜とホルモン値を確認
テープを4枚ずつに増やす(計8枚)
D12:テープを2枚ずつに減らす(計4枚)
ルトラール錠とウトロゲスタン膣錠を追加
D17:移植
D10に受診した時点で内膜は9.3mm。
E2も 583.4と順調なので予定通り移植できるとのこと。
スケジュール通りD12からテープを減らし、黄体ホルモンを使用することになりました。
前回はなかなか内膜が厚くならず、移植が予定よりも遅くなってしまったため、今回もそうなるのではと不安でした。
しかし、今回はテープがしっかりと効いてくれたようで良かったです。
また、前回行った不育症検査の結果が、既に届いていました。
結果は『大きな異常は無し』
しいて言うなら凝固因子活性Ⅻが少し低めだが、基準値内とのこと。(←杉ウィメンズCLでも同様の指摘あり)
先生から「バイアスピリンを飲めば充分カバーできるので、ヘパリンを使う必要はない。」と言われました。
どうしても使いたいなら妊娠16週頃まで処方することもできるけれど、毎日の注射の負担や費用もかかるため、一度考えてみてくださいとのことでした。
検査結果に異常が無くて嬉しい気持ちと、ヘパリンを使う必要性がなくて残念な気持ちが入り混じり、複雑な心境でした。
流産の原因がわかり予防を行うことができれば、着床後も安心して過ごせるような気がしていたのに…。
ヘパリンはバイアスピリンと異なり、妊娠確定後から開始となるそうです。
ヘパリンを処方してもらうかどうか、妊娠判定日までじっくり考えてみることにしました。
移植当日。
まずは診察室へ呼ばれ、先生から移植する胚盤胞についての説明を聞きました。
移植するのは4BA:5日目胚(Eeva:ES-2)。
卵は融解後に広がり、良い状態とのこと。
前回はこの段階で収縮していると言われたので今回も心配でしたが、ひと安心でした。
移植後の妊娠判定は、仕事が休みの土曜日(BT10)に受診することになりました。
移植は前回と同じ流れで進められました。
担当が院長先生に変わってから初めての移植でしたが、移植時の痛みは前回ほどありませんでした。
院長先生の日頃の内診が丁寧で安心感があったので、移植の際もリラックスできたのかもしれません。
移植後に先生から「良い位置に移植できましたよ」と言われ、嬉しくなりました。
その後、一時間ほど眠りました。
前回の教訓で、しっかりと食事をしてから受診したので、今回は空腹で目覚めることなく熟睡できました。
判定日まであまり意識しないよう過ごすつもりでしたが、やはりちょっとした体調変化でも敏感になってしまいました。
BT5まで感じていた熱っぽさが急に無くなって不安になったり、前回のような胸の張りがほとんど無くてネガティブになったり…。
逆に、眠気や気持ち悪さを感じると、“お!これはいけるんじゃないか?”と急にポジティブになったり…。
なかなか平常心を保つのは難しいものです。
勤務時間中は仕事に専念できるので、その点においても仕事を始めて良かったなぁと感じました。
判定日以降は次回に続きます。