*ひだまり妊活日記*

*ひだまり妊活日記*

不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

8回目の着床と経過 ①

 

 

妊娠判定の日は、仕事が休みの土曜日を希望したため、いつもより遅めのBT14に受診することになりました。

この2週間がとてつもなく長く感じました。

気持ち悪さや眠気、乗り物酔いは現れたものの、熱っぽさや胸の張りは全く感じず。

“どっちなんだろう”とそわそわしながら過ごしました。

 

 

 

BT14

いよいよ判定日。

夫と一緒に受診。

無事に着床していたとしても、いつもより判定日が遅いため、その分hCGが上がっていなければいけません。

2個移植したこともあり、いつもとは少し違う緊張感がありました。

 

待合室で落ち着きなく過ごしていると、呼出音が鳴り、診察室に呼ばれました。

ドキドキしながら入室。


差し出された紙には…


『 hCG  924.0 』


良かった~!!着床してた!


先生から、「hCGが上がっているので妊娠しています。まだはっきりとはわかりませんが、数値だけで判断すると、今回着床した卵は1個かもしれません。」

と説明がありました。

双子を妊娠した場合は、基準となるhCGの数値よりも遥かに高い値が出ることが多いです。

今回の数値だと、週数的に1個着床した時の基準値に当てはまるそうです。

後々流産になる可能性が高い私としては、2個着床していてほしかった…!

でもそんな贅沢は言ってられません。

1個でも着床してくれたことに感謝しようと思いました。


前回から始めたヘパリン注射は、今回も着床していたら使う予定でした。

前回はおそらく卵の染色体異常が原因の流産だったので、不育症対策のヘパリンはあまり意味が無かったことになります。

今回こそはヘパリンの効果が発揮されることを願いながら、医院を後にしました。

 

 

BT21/5w4d

一週間後の土曜。

エコーにて、約1cmの胎嚢を確認。

今のところ胎嚢は1つしか見えないけれど、まだかなり初期なので、今後もう1つ見えてくる可能性もあるとのこと。

hCGは5800。

1日1.5倍増えるとすると…少なくない?

2人どころか、着床した方の成長すら危ういのでは…?

先生に聞くと、赤ちゃんによってばらつきがあるので、気にしなくて大丈夫とのこと。

ただ、数値的に見ても、やはり今回は1人の可能性が高いと言われました。


hCGの低さに不安を感じながらも、赤ちゃんを信じよう!と自分に言い聞かせ、一週間を過ごしました。

 

 

BT28/6w4d

7mmの胎芽と心拍が確認できました!

先生に「心拍がはっきりと見えるので、今のところ順調ですね」と言われ、ほっとしました。

やっぱり双子ではなかったけれど、1人でも元気に育ってくれれば充分です。

今回胎嚢の大きさは測りませんでしたが、少し胎芽が窮屈そうに見えました。

エコーは断面を映しているだけなので、気にしなくていいとのこと。

どうか無事に成長していきますように。

 

 

BT35/7w4d

かなり平べったい胎嚢の中に、11mmの胎芽が見えました。

心拍も確認できたのですが…。


“成長遅くない?心拍弱くない?胎嚢狭くない?”

一気に色んな不安が駆け巡りました。


ひと通り確認した後も、先生が無言でエコーを続けているので、嫌な予感…。


胸が張り裂けそうになり、思いつくままに質問。 

「胎嚢の形が悪いんでしょうか?」


「いや、ひしゃげて見えるけれど、それは問題ないです。」

その後に、まさかの言葉が続きました。


「同じ胎嚢の中にもう1人いたようですが、既に心拍がありません。一卵性双生児だった可能性が高いです。」

 


……えっっ?!?!

今なんて?!


すぐには理解できませんでした。


頭が混乱する中、一度内診室から出て診察室へ。

先生は、紙とペンを用意して、絵を描きながら説明してくれました。


「胎嚢の中に、もう1つ胎芽のようなものが見えたけれど、正直今の段階では何かわからない。」

というのが答えでした。


考えられることとしては…

①一卵性双生児だったが片方の成長がストップ

②胎芽に見えたもう片方は、胎芽ではなく胎盤腫瘍など別のもの

③単に盛り上がって見えているだけ

 

今の段階では①の可能性が濃厚とのこと。


予想外の展開に混乱しながらも、なんとか頭を回転させて質問。

「①の一卵性だった場合、片方の成長が止まったということは、もう片方も止まってしまうんですか?」

現に前々回の移植で一卵性を妊娠した時、2人とも流産になってしまった経緯があります。

でも今回はかなり早期なので前々回とは状況が違う、とのこと。

片方だけ成長することもあると言われました。

(ネット情報によると、一卵性双生児でも7週ぐらいまでの早期の流産の場合、二卵性のようにバニシングツインが起こることがあるそうです。)

また、①の一卵性だとしても、心拍が見えない方の成長が止まったわけではなく、『無心体』という心臓がない(上半身がない)状態もあり得るとのこと。

可能性はかなり低いようですが…初めて聞く単語にドキリとしました。

 

 

いずれにしても、来週まで経過を見ないとわからないそうなので、またしても大きな不安を抱えたまま一週間を過ごすことになりました。

 

 

今回起こったことを冷静に考えると…

胚盤胞を2個移植(=二卵性双生児の可能性あり)→1個だけ着床→一卵性双生児?→片方が成長ストップ?

となります。

二卵性双生児を覚悟して行った移植で、まさかの一卵性双生児だったかもしれないと聞いて、本当に驚きました。

 

 

私はただ、元気な赤ちゃんを生みたいだけなのに…。

なんでこんなにもイレギュラーなことばかり起こるんだろうか。

 


心拍の見える胎芽が無事に成長してくれていることだけをひたすら祈りながら、一週間を過ごしました。

 

 

f:id:fukinoto114:20190913173445j:image

 


次回に続きます。