恵愛医院で無事に胎嚢が確認できたので、5w6dの期限に間に合うよう、5w4dに都内の病院に治験の登録に行くことになりました。
茶色のおりものが続いていたこともあり、できるだけ身体に負担をかけないように過ごしていたのですが…。
前日の5w3d
退勤時間となり帰ろうとした瞬間、膣からタラーツと何かが流れるのを感じました。
嫌な予感がしてトイレに行くと、なんと出血が…!!
けっこうな量が出たあと、小さな塊のようなものが2つ、ドロッと落ちました。
“胎嚢が流れた…?!”
頭の中が真っ白になり、血の気がスーッと引くのがわかりました。
『 完全流産 』
嫌な言葉が脳裏をよぎりました。
泣きたい気持ちをなんとか抑え、どうするか考えました。
病院を受診したところで、この時期の流産は防ぎようがありません。
CRCさんに「何かあったらいつでも連絡してくださいね。」と言われていたことを思い出し、翌日の受診の相談も兼ねて電話しました。
CRCさんと話せたことで、ずいぶん落ち着きを取り戻しました。
「すぐに診てもらえるように手配しましょうか?」と言われましたが、長距離移動するよりは安静にしていた方がいいと判断し、予定通り明日受診すると伝えました。
“あれだけ大きな塊が出たんだから、きっともう無理だな…”
と感じながらも、
“以前完全流産になった時はもっと腹痛があったはず。まだわからないんだから赤ちゃんを信じなきゃ!”
と、自分を励ましました。
帰宅後も2回ほど出血。
出血するたびに、どんどん諦めの気持ちが強まりました。
何も考えたくないと思い、ただただ横になり、早めに眠りにつきました。
BT20/5w4d
出血は朝に少しあったものの、一旦止まりました。
予定通り電車を乗り継いで都内の病院へ。
診察室に呼ばれると、前回と同じく先生が穏やかな顔で座っていました。
CRCさんから状況が伝わっていたようで、まずは内診しましょうと言われました。
内診台に座ると、緊張が高まり動悸が激しさを増しました。
“どうかお願い!胎嚢残ってて!!”
目をつぶり、ひたすら神頼み。
先生がエコーでじっくり観察したあと、「う~ん…」と唸りました。
“やっぱりダメだったんだ…”
悪い結果を受け止める覚悟を決めた時、先生から予想外の言葉が。
「子宮内に出血と血の塊があるので見えづらいですが、白っぽく囲われているところが胎嚢と思われます。」
「双子の可能性が高いですね。」
“流れてなかった…”
緊張が一気に抜け、脱力感が広がりました。
そして双子という事実に困惑。
前回恵愛医院でエコーした時は胎嚢が1つしか見えず、双子の可能性なんて頭から飛んでいました。
着衣を整え、再び診察室で先生から話を聞きました。
心拍は確認できなかったけれど、週数的にまだ大丈夫。胎嚢の大きさも14mmと11mmで問題なしとのこと。
胎嚢が平べったいのが気になりましたが、成長はしているし、赤ちゃんを信じようと思いました。
ただ、出血の状況などから、先生は油断できないという表情。
「うまくいく可能性が低いなら、治験は次回でもいいんですが…」と伝えると、
「治験を行った結果流産になったとしたら、次に妊娠した際には100%治験薬(免疫グロブリン)を使えるというルールがあります。なので今回治験を行う方向で考えた方がいいでしょう。」
と言われました。
CRCさんに予め聞いていたのに、すっかり忘れてた…。
次回に繋げるたいと思い、先生の提案に同意しました。
先生と相談した結果、とりあえず治験に登録して準備を進め、治験開始(入院当日)までに流産になってしまったらその時点でキャンセルすることになりました。
治験薬の投与は月曜開始となるため、4日後の月曜に入院の準備を持って再受診することに決定。
そこで先生のGOサインが出たら、入院して治験薬を開始することになりました。
その後、CRCさんから治験の流れや日程について説明を聞き、同意書にサインして治験に登録。
そして看護師さんから入院についての説明を聞きました。
2日後には恵愛医院を受診
4日後には入院の荷物を持って都内の病院を受診
…と、慌ただしいスケジュールになりました。
今日は首の皮一枚で繋がりましたが、決して経過良好とは言えない状況。
“移植も治験も自分で選んだことなんだから、しっかりしなきゃ!!”
気を引き締めると同時に、どんな結果になっても後悔しないよう、できるだけ疲れを溜めずにしっかりと睡眠をとるよう心がけました。