*ひだまり妊活日記*

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不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

9回目の着床と経過 ③ →治験登録へ

 

 

5w3dに出血→完全流産かと思いきや、5w4dに治験予定の病院で胎嚢確認。

決して順調とは言えない中、予定通り2日後に恵愛医院を受診しました。

 

 

BT22/5w6d:恵愛医院

土曜日だったため夫と一緒に受診。

その後出血量は減っていましたが、無事成長しているか知るのが、とても不安でした。


内診室に呼ばれ、出血したことを先生に伝えると、今は治まっているとのこと。

エコーでも、子宮内の出血は指摘されませんでした。


胎嚢の大きさは13mm。

2日前とほぼ変わらず。

週数的にちょうどいい大きさであり、エコーの角度で測定結果が変わるので、成長具合はあまり気にしなくていいとのこと。

 

治験の病院で双子かもしれないと言われたことを伝えましたが、胎嚢は1つしか見えなかったようです。

もしかしたら出血が溜まっていて、そう見えたのかもしれないとのこと。

双子と聞いた時は困惑しましたが、嬉しくもあったので、違うとわかり少し残念でした。


心拍はまだ確認できず。

週数的にまだでもおかしくないと言われたけれど、できれば今日見えてほしかったなぁ…。


前回黄体ホルモンの数値が低いと指摘されて注射を打ってもらったのですが、この日も念のため打つことになりました。

 

 

経過に問題なければ、来週から一週間、治験に参加するために都内の病院に入院する予定です。

退院して一週間後にまたこちらに来るようにと言われたので、二週間後の土曜に予約を入れて、この日は帰宅しました。

 

 


BT24/6w1d:治験の病院

経過に問題なければ、この日から入院して治験薬の投与が始まる予定。

一週間分の入院の荷物を詰めたスーツケースを手に、電車を乗り継ぎ一人で受診しました。

この荷物が無駄にならないことを祈るような気持ちでした。


病院には、担当のCRCさんが、もう一人若いCRCさんを連れて待っていてくれました。

私の荷物を代わりに持ってくれたり、話しかけて不安を和らげてくれたり…。至れり尽くせり。

私の負担を減らすために配慮してくれた様子。

受付を終え、緊張しながら診察室に呼ばれるのを待ちました。


“胎嚢が成長してなくても、流れてなければ治験開始になるのかな?”

“今日心拍が見えなかったらどうなるんだろう…”

ネガティブな想像が頭に浮かびます。


ふと冷静になって客観的に自分の状況をみつめてみると、なんだかとんでもない世界に飛び込んだ気がしました。

 

思ったより早く診察室に呼ばれ、すぐに内診室でエコー開始。

ドキドキしながらモニターを見ると…。


白くチカチカと動いているのが見えました。

カーテンの向こうから

「心拍が確認できました!心音も聞こえますね!」

と先生の嬉しそうな声。

赤ちゃんの心臓の音を聞いたのはこの時が初めて。

ごくごく小さいけれど、そこには確かに命が存在するのだという実感が湧き、感動しました。


胎嚢 16.5mm

胎芽 3.1mm

心拍 109bpm


週数的に問題ないとのこと。


ほっとすると同時に、

“私の場合はここから流産になりやすいんだから、安心してはいけない!”

と気を引き締めました。


双子かもと言われていたもう一方は、エコーでは出血か胎嚢か判断がつかないそうです。

ただ、胎嚢だったとしても形がひしゃげているので、今後の成長は期待できないとのこと。

これが順調な方の赤ちゃんに影響しないか聞いてみると、一卵性ではないので大丈夫と言われて安心しました。

ただ、出血の経過は観察していく必要があるそうです。


そんなわけで、先生から治験薬投与のGOサインが出ました。

 

 

診察室を出ると、先に採尿と採血を行い、慌ただしく産科病棟に移りました。


入院手続きを終えて荷物を整理し、何人ものスタッフからの挨拶や説明がひと段落すると、ようやく心に余裕ができました。


“治験に参加できることになって良かった…!”


希望通り入院できたことに、嬉しさを感じました。


そして、朝から心配してくれていた夫や、予め入院のことを話していた家族にメールで報告。


ベッドに横になり、さっそく治験薬の投与が始まるのを、ゆったりとした気持ちで待ちました。

 

 

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次回に続きます。