*ひだまり妊活日記*

*ひだまり妊活日記*

不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

性別判明

 

 

絶対安静の指示が出て以降、自宅で横になる日々が続いていました。

動かないせいで身体が疲れず、夜の寝つきが悪くなりました。


また、前回の受診前ぐらいから、たまにお腹が硬く感じたり、突っ張ったりすることがありました。

これがいわゆる『張り』なのか…?

よくわからずに過ごしていました。

 

 

21wに入った日の夜、ひどい下痢と吐き気に襲われました。

腹痛もあり、冷や汗も出る状態。

食あたりのような感覚で、排便時に出血もあり、夜中に何度もトイレへ駆け込みました。

“赤ちゃん大丈夫かな…”

“お腹に力を入れたことで、子宮頸管が短くなっていないだろうか…”

身体の辛さとともに不安が募る一方。


翌朝念のため担当のCRCさんに連絡。

すぐに先生に伝えていただき、症状が続くようなら受診するようにと言われました。

午前中しっかり水分を摂りつつ様子を見ていると、落ち着いてきたので結局受診はしませんでした。

赤ちゃんへの影響が心配でしたが、胎動を感じられたので少し安心しました。

 

 

21w4d

体調はすっかり良くなっていました。

この日は平日でしたが、今回も夫が有給をとってくれたので、夫の運転で病院へ。


腹部エコーの結果、心臓は正常に動いていて、赤ちゃんも順調でした。

よかった!!

 

先生が「性別って伝えましたっけ?」と質問。

「まだです…」

と答えながら、急に緊張感が走りました。

6ヶ月に入ったのでそろそろわかる頃かな?と思い、心の準備はしていたのですが、その場になってみるとものすごい事実を知らされるような感覚でした。


「性別は……男の子ですね。ついてます!」


男の子!!! 

 

聞いた瞬間夫と目が合い、なぜか感極まって泣けてきました。

不妊治療の期間が長く何度も流産を経験したせいか、私も夫も赤ちゃんの性別にこだわりはなく、健康に産まれてくれたらそれでいいと思っていました。

でも性別を聞いた瞬間、まだまだ小さい赤ちゃんが生命として認められ、『ひとりの人』なんだという実感が湧いてきたのです。

「そっかぁ、男の子かぁ!」

先生の前で何度も繰り返してしまいました。


その後、内診室で経腟エコーを行いました。

4日前の腹痛と下痢が影響していないか心配でしたが、子宮頸管長は25mmと変わらずでした。

入院は必要なく、このまま絶対安静を続けるようにと言われました。

 

診察室に戻ると、前から気になっていたことを質問。

「私は子宮頸管無力症なんでしょうか?」

子宮頸管無力症とは、痛みなどの自覚症状を伴わずに子宮口が開きやすい状態になること。

原因は、過去に子宮の手術をした場合は影響するとも言われていますが、それ以外ははっきりとはわかっていません。先天的な要素が大きいようです。

流産・早産を予防するために、子宮頸管(子宮の出口)を縫う手術が必要になる場合もあります。

そして、残念ながら次の出産でも同じ状況になりやすいそうです。

 

先生からの答えは、「なんとも言えない」でした。

この診断はとても難しいようです。

ただ、私の場合は頸管が短いけれど長さが保たれているので、もし無力症だったとしても軽めだそうです。

重度の人は、頸管がどんどん短くなってくるらしいのです。

診断がどうであれ、子宮の出口が柔らかいことに変わりはないので、今後も油断はできないと言われました。


また、ここ最近お腹が硬くなる(おそらく張っている)ことがあったので、張り止めは必要ないか聞いてみました。

我慢できないわけではなく、赤ちゃんに影響しないか気になったのです。

結果、必要ないとの返答。

エコーで見た限り張りはひどくないらしく、またこの病院はあまり張り止めを勧めていないようでした。

「飲み薬は成分の量が少なく効果が弱いので、薬を飲んでも張る人は張るし、その割に副作用が出てしまうことも多い。」とのこと。

張りがひどくリスクが高い人は、入院をして点滴で対処しているのだそうです。

先生の説明に納得。

張る時間は短いし、張ったら体勢を変えるなどして様子を見ればいいやと思いました。

 

 

帰りの車の中、家族にLINEで「男の子だったよ!」と報告しました。

これまで私のトラブル続きな経過に心配かけてばかりでしたが、この時ばかりは喜びのメールが返ってきました。

妹からはすぐ電話がかかってきて、「なんか自分の時よりも感動して泣けてきたーー!」

と興奮状態。

ありがとう、ずっと心配してくれてたもんね。

 

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幸せな気分に浸っていられたのは束の間でした。

この日から13日後(23w3d)の夜間に緊急事態が起こり、しばらく入院することになったのです。


その時の記事はこちらをご覧ください↓↓↓

入院以降の経過は、『現在の妊娠生活』のカテゴリーの、この記事の続きに記載しています。

 

 

このブログを始めたのが2019年6月25日。

自宅で絶対安静と言われ、時間を持て余していた時、これまでの不妊治療の記録をブログに書こうと思い立ちました。


過去の不妊治療の記録とともに、その頃から『現在の妊娠生活』としてちょこちょこリアルタイムの記事を書いていたのですが、今回でようやくたどり着きました。


なんとか毎日更新を続け、気づくと100記事を超えていました。

私のつたない文章を読んでくださった方々には、本当に本当に感謝しています。

私の高度不妊治療や不育症治療、流産、治験に参加した経験が、ほんの少しでもどなたかの心に響いてくれることを願っています。

 

 

今回で不妊治療のグループは退会します。

出産までの残り少ない期間、ベビー待ちなどのグループで『現在の妊娠生活』を書いていけたらと思っています。

今後はゆったりペースで更新する予定ですが、引き続き覗いていただけると嬉しいです。