出産以来の更新となりました。
あっという間に、産後2ヶ月が過ぎました。
…怒涛の日々でした。
出産の余韻に浸る間も無く、会陰切開の痛みに耐えながら翌日から始まった授乳。
おっぱいの出が悪く、軌道に乗るまで本当に大変でした。
頑張った甲斐あり、なんとか母乳育児ができているものの、母乳だけでは足りずに赤ちゃんが泣きわめく時は搾乳やミルクを足すこともしばしば。
他にも心配事は後を絶たず。
うんちの回数が少ない
鼻づまりがひどく、フガフガして起きてしまう
右に向く癖がある
髪の毛が少ない
頭を洗うのを嫌がる
ひとつ解決しても、成長する度にまた新たな悩みが出てきます。
赤ちゃんの個人差というものは、想像していたより遥かに大きいらしく、経験者のアドバイスや育児書を参考にしても上手くいくとは限りません。
それに加え、看護師さんや助産師さんによって考え方が異なり、何が正解かわからない。
…というより、育児に正解なんてな無いような気がします。
赤ちゃんにとって何が良いのか。
赤ちゃんが何を求めているのか。
会話ができない分、全てにおいて手探り状態です。
赤ちゃんが発する無言のサインを受け取るために、常に動き方や表情に気を配り、話しかけたり触ったり。
そんな毎日を繰り返す中、慣れない生活や睡眠不足により、気づかないうちに疲れが溜まってきています。
けれど、それでも毎日頑張れるのは、赤ちゃんが愛おしいくて仕方ないから。
「赤ちゃんを想って考えたり悩んだり、頑張ったのに上手くいかなかったり…。そういう試行錯誤をなんというか知ってる?」
産後お世話になった助産師さんに、こう聞かれました。
わからないと答えた後、返ってきた言葉に涙が出そうになりました。
「愛というんだよ。」
我が子が生まれた瞬間、もともと薄かった母性というものが急速に発達し、どうしようもなく可愛いと感じたのを、思い出しました。
赤ちゃんのにおい。
ふんわりミルクのにおい。
赤ちゃんの肌。
透き通るようなやわらかな白い肌。
むちむちした手足。
ガラス細工のような小さな指にくっついた、さらに小さなピンクの爪。
夫に似た、きれいな輪郭の顔と頭。
少し垂れた目と高い鼻。
授乳が終わった後にのびをする姿。
寝起きに泣く時の白から赤に変わる顔。
どんなに日常が目まぐるしくても、睡眠不足でも、腕の中で小さく眠る宝物をみつめた瞬間、なんとも言えない幸福感に包まれます。
私の赤ちゃん。
私から生まれたんだね。
奇跡のような出来事に、未だにこれは夢なのではないかと感じてしまう。
そんな毎日を過ごしています。