*ひだまり妊活日記*

*ひだまり妊活日記*

不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

39w5d 赤ちゃん誕生

 

 

11/6の朝、無事赤ちゃんが生まれました。

 

2442gの小さな女の子。

3206gだった長男の時と比べて、明らかに小さくて軽くてびっくり!

長男の時は初産だったこともあり、お産に18時間もかかりましたが、今回は5時間という安産でした。

 

3:30

尿意とお腹の張りで目覚めた直後、陰部の辺りでプチンッと音が鳴ったような感覚。いつもと違う痛みを感じながらトイレへ行くと、うーっすらと出血あり。

その後、陣痛が始まる。

4:30

病院へ連絡後、入院の荷物を準備しているとジョロジョロと破水。

ドバッと一気に流れることはなく、新居のトイレや部屋を汚さず済んだことにほっとする。

夫を起こして準備を手伝ってもらい、陣痛の合間にエネルギーを補給しておこうとバナナをむさぼる。

登録していた陣痛タクシーで病院へ。

5:00
到着直後、助産師さんによる内診。子宮口が5〜6cmまで開いてるので一時間ぐらいで生まれるかもと言われ驚いたものの、その後モニターを付けると陣痛の間隔がまだ5分は空いているとわかり、分娩までもうしばらくかかりそうと言われる。

夜間のスタッフさんが少ないようで、陣痛室でモニターを付けてからは誰も入ってこず、長時間一人で陣痛を耐える。一人目の出産時よりも痛みが強まるのが速く、波が来るたびに怖さと孤独を感じる。

ようやく助産師さんが来てくれた!というタイミングで痛みがピークに。辛すぎるとヘルプを求める。

子宮口の開き具合をチェックしてもらうと既に全開で、慌てて分娩室へ移動。

7:30

助産師さんが急いで分娩室を準備。

分娩台に乗った後もしばらくは陣痛を逃し続け、だんだん間隔が狭まり耐えられないほどの痛みに襲われる。フーッと息を長く吐きながら耐えていたけれど、それもままならなくなり、ウゥーッと声が漏れる。

分娩室に移動する時点で助産師さんが医師を呼んでいたはずなのに、この段階でまだ到着せず。結局いきむ直前までこの助産師さん一人で対応してもらうことに。

陣痛が進んできたので、ようやくお腹に力を入れてもいいと言われるが、力の入れ方がわからず苦戦。これでいいの?と思いながらいきみ続け、赤ちゃんの頭が見えるところまではスムーズに進行したものの、そこからがなかなか出てこない。こんなにも痛くて我慢できないほどなのに、出る感覚が全くせず焦る。(後から聞いた話によると、 私の骨盤が小さいことが影響したらしい。)足の開き方、力の入れ方を指導され、頭にイメージしながら踏ん張る。

赤ちゃんの頭が出かけたところであまりの痛さに悶絶!!一度陣痛がおさまりその状態で止まってしまい、痛すぎて絶叫。何度も陣痛に合わせていきむのはもう耐えられない気がして、次の回で出し切ろうと決意。陣痛のピークに合わせていきむ!

途中から合流した女医さんに、「呼吸は途切れ途切れでもいいからいきみ続けて!」と言われ、力を緩めずいきみ続ける。最後は無言でめいいっぱい踏ん張る。ようやく赤ちゃんがぬるっと抜けた感覚があり、いっきに痛みが去って楽になる。

8:26

赤ちゃん誕生!

達成感と疲労感、赤ちゃんが無事泣いてくれたことへの安堵と興奮でワーッと声が漏れ、同時にドバッと涙が溢れ、我慢せずにおもいっきり泣いた。

足の振るえが止まらず、急に寒気に襲われる。

やっと大業が終わったと思ったのにその後も胎盤がなかなか出て来ず、先生が取り出す間に再び痛みと戦い、最後は麻酔を使って切れた陰部の縫合。痛みを紛らわすために同じ部屋で体を拭いてもらっている赤ちゃんを見ていると、泣いたり泣き止んだり、元気に手足を動かしていました。


「上手なお産でしたよ!」と助産師さん。

「一番辛い時に冷静に頑張りましたね!」と先生。

取り乱し続けたと感じていた私としては、拍子抜けのコメントでした。

18時間という長丁場だった初産と比べると、今回は陣痛開始から約5時間の出産で安産と言えるのだろうけど、私としては耐え難い、本当に辛すぎる5時間でした。

何より、夫が立ち合ってくれた初産とは違い、今回は最初から最後まで一人で挑んだ出産でした。

 

赤ちゃんと対面してからは、分娩台で過ごした時間も大部屋へ移動したあとも、全く眠れませんでした。

長男の時はぐったりで、赤ちゃんのお世話なんて全くできなかったのに。

今回は陣痛が来るまで自宅で数時間眠れていたし、出産の時間が短かったので、体への負担が少なかったのかもしれません。痛み止めを飲みながら、すぐに授乳にも取り掛かれました。

 

出産の時間帯によっては、夫は自宅で長男と一緒にいてもらうため病院に来れない可能性もありましたが(子供の面会は不可)、早朝から駆けつけた義母とバトンタッチして息子を幼稚園へ送り出した後、急いで病院へ来てくれました。

大柄な夫が、大きな手で小さな赤ちゃんを抱っこした時の表情は忘れられません。

穏和な性格で、普段から、特に育児に関しては私の意見を尊重してくれている夫。

そんな夫が、第二子が女の子とわかると、「この名前にしよう!」と主張して譲りませんでした。

長男の時は育児の仕方がわからず戸惑い気味で、どこか他人事のようでしたが、今回は…。

娘が「パパ!」と呼ぶ日のことを想像すると、楽しみでなりません。

 

最後に。

小さく生まれた赤ちゃんは、ミルクの吐き戻しが多くて体重が増えず、昨日からGCUに入院しました。

消化機能の発達が遅いようですが、何かの病気ではないかと心配しながら過ごしています。

出産直後から産後2日間を同室で過ごし、昼夜問わずに授乳やおむつ替えのお世話をしていた愛する娘が急に連れていかれ、寂しさと戸惑いもありますが、まずはしっかりと検査して元気な体になってもらいたいです。

 

 

生まれてきたあかちゃんへ

私たち家族のもとへ来てくれてありがとう。

お腹に宿ったその日から、毎日毎日生まれるこの日を楽しみにしていました。

お兄ちゃんは早くあかちゃんと会いたくて、たくさんお腹に話しかけていたんだよ。

一緒に退院できなくて残念だけど、おうちでパパとお兄ちゃんと待ってるから、しっかりとミルクを飲めるようになるまではゆっくり病院で過ごしてね。

毎日会いにくるね。

ママより

 

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