*ひだまり妊活日記*

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不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

2回目の流産手術*ばいばい双子ちゃん

 

 

*流産の手術の内容です。閲覧注意お願いします。

 

 

流産と宣告されてから3日後、手術前日に受診しました。

この日は担当医による診察でした。

 

エコーしたところ、やはり心拍は確認できず。

心拍が復活することは無いとわかっていたので、冷静に受け止めました。

2人の赤ちゃんの大きさには差がありました。

前回の記事に書いたように、片方の心拍が先に止まり、もう片方が栄養過多になった結果だと思います。

 

恐れていた子宮口を開く処置は、ラミナリアという子宮頸管拡張材を使って行われました。

これを子宮口に入れると水分を吸って徐々に膨らみ、翌日の手術の時点までに子宮口が開く、という仕組みです。

この処置により手術が行いやすくなります。

 

今回は双子であり、胎児の大きさもこれまでより大きかったので、できればこの処置をした方がいいのだろうとわかっていました。

頑張って痛みに耐えようと思ったのですが…

 

案の定、激痛!!!(泣)

 

先生はしばらくそのまま続けましたが、私が内診台で暴れ出したので、諦めてくれました。

申し訳ないと思ったけれど…耐えられませんでした。

 

 

その後、診察室で先生とお話。

ラミナリア挿入はできなかったけれど、当日麻酔してからでも子宮口を開けるので大丈夫です、と言ってくださいました。

双子だったので、手術後の出血量は多いかもしれないとのこと。

胎児の染色体検査はしない予定でしたが、念のため先生の意見を聞いてみました。

やはり検査しても今回の流産の原因しかわからないので、しなくていいとのこと。

それより、まずは夫婦の染色体検査を考えてみてくださいと言われました。

これだけ流産しているのだから、さすがにそろそろ夫婦の検査を受けるべきなんだろうな…。

最後に先生が、「何回か流産しても最終的にうまくいく人の方が多いので、がんばりましょうね。」と励ましてくれました。

妹との死別から流産と続き、精神的に参っていたため、先生の言葉に救われました。

“ここでの移植は始まったばかり。まだまだ希望は持てるんだ!”と思い直させてくれました。

 

手術後から飲む子宮収縮剤と、前日から飲む抗生剤、痛み止めを処方され、この日は終了となりました。

 

 

翌日は担当医がいないため、院長先生が手術してくれることに。

知らない先生ではなくてよかったです。

無事に手術を終えるためにも体調を整えようと思い、早めに寝ることにしました。

 

 


手術当日。

流産と言われてから数日経っていたこともあり、落ち着いた精神状態で医院へ到着。

採卵の時と同様に、安静室でガウンに着替えて準備。

しばらく待機したあと手術室へ。

いつも丁寧に接してくれる50代ぐらいの看護師さんが担当で、心強く感じました。

手術台に寝かされ、血圧計、心電図、パルスオキシメーター(血中酸素濃度&脈の測定器)をつけられ、足を固定。

看護師さんが、「手術はすぐに終わりますよ。麻酔は採卵の時と同じだから、安心してくださいね。」と声をかけてくれました。

 

もう覚悟はできていたはずのに…。

院長先生が入室されると、顔を見るなり急に涙が溢れてきました。

 

“2人ともお腹の中で苦しかったよね…。ちゃんと育ててあげれなくてごめんね…!”

 

赤ちゃんは何も悪くないのに、私のせいで産んであげれなかった悔しさ。

いつまでたっても夫をパパにしてあげられない惨めな気持ち…。

 

抑えていた心の蓋が一気に全開になったようでした。

 

看護師さんが「辛いよね…」とささやきながら、涙を拭いてくれました。

そしていつのまにか麻酔を投与され、意識が無くなりました。

 

 

意識が戻ったのは、安静室に寝かされた時でした。

手術室に入ってから既に20分経過。

思った以上に時間がかかったようでしたが、痛みは全く感じませんでした。

その後、うとうとするものの熟睡はできず。

これまでの採卵よりもひどく口が乾くのを感じながら、ベッドで過ごしました。

 

2時間後に起こされ、トイレに行き待合室へ。

 

院長は帰られたようで、内診と診察は別の医師でした。

内診では止血用のガーゼを抜き、出血確認とエコー。

大量の出血を想像していましたが、少量しかありませんでした。

エコーの結果も問題ないとのこと。

経過を見るために2週間後に再度受診するようにと言われ、終了しました。

 

 

この日は全体的に待ち時間が長く、受付してから帰るまでに5時間も経過していました。

それでも腹痛や出血はほとんどなく、思ったよりも楽に終わりほっとしました。

(後から明細書を見て気づいたのですが、点滴にソセゴンという鎮痛剤が入っていたので、痛みが少なかったのかもしれません。)

 

 

そして何より驚いたのが…

あれだけ辛かった悪阻の症状が、手術後に一気に無くなったのです!

気持ち悪くないもし、歩いてもしんどくない!

悲しいことですが…身体が楽になったことで、少しだけ心も軽くなった気がしました。

 

自分を責めているだけでは何も変わらない。

今の自分にできることをもう一度考えてから、次の移植に臨もうと思いました。

 

 

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