胚盤胞を2つ戻した後、判定日までそわそわしながら過ごしました。
移植後の体調変化は、これまでの移植と同様に、少し気持ち悪くなったり乗り物酔いをしたり…。今回は、やたらお腹が空いて間食が増えていました。
そしてBT7に起こった茶色の出血。
その後も少量続いていました。
判定日前の出血は初めてだったので、気が気ではありませんでした。
BT11
判定日当日。
今回はどうしても土曜日に合わせられず、火曜の夕方仕事終わりに、一人で受診することになっていました。
自宅でフライングせず、受診して一人で判定を聞くのは、実はこの時が初めて。
待合室ではなんとも心細く、夫の存在の大きさが身に染みました。
呼出音が鳴り、待合室のモニターに番号が表示されました。
深呼吸し、覚悟を決めてから診察室へ。
席に座ると同時に先生から
「hCGは上がってますね。数値も問題ないです。」
とのコメント。
差し出された採血結果には『 hCG 482.8 』
“よかったー!!”
第一関門突破です!
数値的に双子の可能性は低いかな?と思ったけれど、今回はあえて先生に聞きませんでした。
BT7から続く出血について伝えたところ、おそらく着床出血だろうとのことで、特に内診はされませんでした。
その後先生に、治験のスケジュールを共有していただきました。
治験に登録するには5w6dまでに胎嚢を確認しなければいけないと伝えると、今日のhCGの数値から考えて、おそらく一週間以内には胎嚢が見えるだろうとのこと。
早いかもしれないと思いながらも、仕事が休みである4日後の土曜日に再診の予約を入れました。
BT15/4w6d
無事、5.1mmの丸い胎嚢が確認できました。
hCGも2473.0と順調。
胎嚢は今のところ1つ。
hCGの数値的にも赤ちゃんは1人の可能性が高いけれど、もう片方の成長が遅いだけかもしれないので、まだなんとも言えないとのこと。
双子が良かったな~という少し残念な気持ちと、1人が順調で良かったという嬉しさとが入り交じりました。
薄い茶色の出血が続いていたので内診の際に診てもらいましたが、特に問題なさそう。
この時期はよくあるとのこと。
先生があまり気にされていないようなので安心しました。
予想外だったのが、黄体ホルモン値が低いと指摘されたこと。
注射しておきましょうと言われました。
hCGばかりに気をとられていましたが、採血結果の用紙を見るとP4が3.7。前回は7.8でした。
下がってる…。
後から調べたところ、病院の考え方によって差はあるようですが、胚移植の時点でP4は9以上が理想のようです。
以前別の先生から、「膣用カプセルの効果はP4値に直接反映されない」と聞いたことがあるので、もしかしたらホルモン補充をしている場合は採血結果の数値だけで判断できないのかもしれません。
ただ、3.7というのはこれまでの検査結果と比べてかなり低いし、何より前回から下がっているというのは良くないのでしょう。
もともと黄体ホルモン不全のため、妊娠しても上がりにくいはず。
黄体ホルモンが足りないと妊娠継続が危ぶまれるため、この時点で先生に気づいてもらえてよかったです。
そしてヘパリン注射もこの日から開始となりました。
胎嚢が確認できたので、いよいよ治験に登録できることになりました。
治験の登録を行うため、次は一週間以内(5w6dまで)に治験を行う都内の病院を受診することに。
治験薬の投与が終わって退院するまでは、もう恵愛医院に来ることはないと思っていましたが、院長先生から入院前にもう一度来るようにと言われました。
身体的にあまり無理をしたくない気持ちもありましたが、状態が不安定なこの時期に2ヶ所の病院でしっかりと診察していただけることほど安心なことはありません。
一週間後の土曜日に予約して帰りました。
その後CRCさんと相談し、治験に参加する病院にはこの日から5日後の5w4dに受診することになりました。
順調に経過していることに感謝しながら、なるべく身体に負担をかけないように過ごしていたのですが。
これまでトラブル続きだった私が、そう簡単にうまくいくはずもなく…。
次回へ続きます。