*ひだまり妊活日記*

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不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

14w6d 妊婦健診初回

 

 

ようやく吐き気や食後の気持ち悪さは落ち着いてきましたが、ここ数日は頭痛に悩まされています。

寒暖差や不安定な気候のせいなのか、妊娠によるものなのか…。

寝ている間も頭痛があり、子供が幼稚園の間は横になっている日も多いです💦

 

そんな状態なのでブログを書くのが少し遅れましたが、先日ようやく転院先の総合病院を受診してきました。

 

 

14w6d

転院先の総合病院で初回の妊婦健診を受けました。

総合病院ということもあり、初診の手続きや問診の提出が終わったあと、診察に呼ばれるまで約一時間待ちました。

診察室に呼ばれて、問診や紹介状に予め目を通してくれていた女性医師から、まず言われたこと。

「最初に確認しておきたいことが二点あります。まずは子宮頸管を縛る手術のこと。お一人目の妊娠で子宮頸管長が早い段階で短くなり18週から絶対安静だったようですね。今回は一人目のお子さんがいるためご自宅での絶対安静が難しいだろうから、縛りたい気持ちもわかるのですが…。一人目の出産が早産だったなどという条件に当てはまらなければ、こちらでは予防で縛ることができません。」

おーーーっと!!!

初っ端から想定外のコメント💦

そしてもう一点は

「不育症で使っているヘパリンとバイアスピリンはこちらでは処方できません。(私のように疾患名がなく、原因不明の不育症の場合)」

とのこと。

二点目は想定していたので、予めこれまで通院していたクリニックに薬を継続して処方してもらえるか確認し、OKをもらっていました。

問題は一点目。

詳しく聞くと、どうやら24週までなら頚管が短くなってきた時点で手術をしてもらえるそうです。しかし、それ以降に短くなるようであれば、手術はせずに絶対安静かもしくは入院になるとのこと。

「病院によっては予防で手術を行っているところもあると思うので、その方がよければ探してもらっても構いませんよ。」と先生。

でも、こちらの病院はなかなか予約がとれず、14w6dまで待ってようやく受診できたので、ここでやめますとは言えませんでした。

とりあえずこの日は予定通り診察を受けました。

 

内診の結果、赤ちゃんは元気で安心しました。

成長具合が心配でしたが、BPD(頭の大きさ)が14w5dと一日ほどしか差がないので大丈夫とのこと。

内診台からはモニターが見えない構造になっており、BPD以外の測定結果はわかりませんでした。(診察が終わった後は、カーテンを開けてモニターで赤ちゃんの動いている様子を見せてもらえました。)

そして問題の子宮頸管長は今のところ保たれているそうです。

クラミジアと子宮頸がんの検査を行い、内診は終了。

 

内診後の説明の時に、胎児の染色体の検査(NIPT)について教えてほしいと申し出ました。

この検査を受けるか悩んだ一番の理由は、私が40歳、夫が46歳という年齢です。染色体異常の子供が生まれたとして、体力的にも経済的にも育てていける自信がなかったからです。

〈検査の流れ〉

夫婦でカウンセリングを受ける→血液検査→結果説明→陽性or判定保留となれば羊水検査→陽性判定の場合、希望により中絶手術(手術はこちらの病院では行っていない)

そしてここでも予想外の事実が判明。

私の転院したタイミングが遅かったせいで、予約の間隔や結果が出るまでの期間などを踏まえると、万が一中絶手術をする場合、既に期限ギリギリとのこと。

母体保護法により、中絶手術は22週未満と決まっています。

 

間に合わないといけないので予約はしましたが、もう一度考えますと伝え、帰宅後に夫と話し合いました。

この日だけでなく、予約したカウンセリングの日まで毎晩毎晩話しました。

確かに年齢的には、検査をする人の方が多いかもしれません。

でも。

夫が言いました。

ダウン症の子が生まれたとして育てていける覚悟が今あるか?と言われたら、正直まだ無い。無いというか現実味が無い。生活が一変するだろうし、計り知れないほど大変なことだということだけはわかる。でも、これまで俺らが頑張ってきた過程を考えると…。最後の卵にかけて、水子供養や子授け神社に行き、毎日手を合わせてお願いしながら、毎日欠かさず注射を打ちながら、毎日不安になりながら育ててきたお腹の子を考えると…。俺は検査は…したくないかな。」

夫がそういう風に考えていると知り、驚きました。その言葉が嬉しかったと同時に、私も同じ気持ちだとわかりました。

万が一お腹の子に異常があるとわかっても、堕胎手術できるのか。

これまで計10回(化学流産を入れると12回)も流産している私が、ようやく宿ったお腹の命を自分の決断で止めてしまえる…?

 

答えはNOでした。

陽性でも手術はせず、生まれる前に胎児の異常を知ることで、心の準備や生まれた後の生活の準備をするということも考えましたが…。私の性格上、出産までネガティブな気持ちになってしまいそうで、検査するメリットは無いと改めて思いました。

その後すぐにカウンセリングの予約を取り消し、あとは運命に任せようと決めました。

 

もちろん、色々な考え方や生活環境があり、検査をすると決めたご夫婦のことも、中絶手術を選択されたご夫婦のことも、全く批判する気持ちはありません。

どのご夫婦もきっとたくさん話し合われ、悩まれたことと思います。

“健康に生まれてくる”ということがどれほど奇跡的なことなのか。改めて知る機会となりました。

 

 

最後に、子宮頸管の手術の話に戻りますが、念のため翌日NICUのある他の総合病院に問い合わせましたが、同じような返答でした。

NICUがある総合病院は、万が一早産になっても対処できるので、リスクを伴う予防的な手術はあえて行わないのかもしれません。

そんなわけで、予定していた総合病院に出産までお世話になることにしました。

 

次回は12日後です。

無事に5ヶ月を迎えられていますように。