クリニックから、体外受精を始めるまでに不妊セミナーに参加するようにと言われました。
体外受精についての説明会です。
予約をして夫婦で参加しました。
体外受精の決意は固まっていたため、セミナーへの参加も意欲的です。
その日の参加者は30~40名。
人間観察が好きな私は、説明会が始まるまでキョロキョロと周りの様子を見ていました。
夫婦で来ている人が多かったのですが…
仲良さそうに話している夫婦。
全く会話のない夫婦。
旦那さんが寝ている夫婦。
改めて色んな夫婦がいるな~と感じました。
結婚してから今日に至るまでの過程や、治療のために諦めたもの、夫婦間の温度差…
“それぞれの夫婦にそれぞれのドラマがあるんだろうな”
そんなことを考えていました。
セミナーの内容は、IVFとICSIの違いから、採卵の刺激法、受精卵の分割・評価、移植法、治療のリスクや副作用など。
まったく知識がない人にもわかりやすい説明でした。
先生の説明が終わり質問コーナー。
治療成績や染色体異常の確率など一歩踏み込んだ質疑応答が繰り広げられ、私は必死でメモ。
女性からの質問が続く中、気づけば隣で堂々と手を上げている、わが夫。
身体が大きいのでインパクトが強い。
先生に当てられ、まわりに注目されながら質問。
どんなことを聞くのかな?と横目で見ていたら…
「治療中にコーヒーは飲んでもいいですか?」
え?そんな内容??笑
確かに私はコーヒーが好きだけど。
“今ここで聞かなくても…!”
そう呟きながらも、少しでも力になりたいという姿勢が、微笑ましくもあった瞬間でした。
*ちなみにこちらのクリニックでは、コーヒー・お酒・一般的な薬(風邪薬など)・軽めのスポーツは、妊娠するまではOKとのことでした。