前回の投稿で、5個の卵子に体外受精を行ったところまで書きましたが、今回はその結果です。
こちらのクリニックでは、電話やメールでの受精確認は行なっていませんでした。
胚盤胞まで培養する場合、初期胚と胚盤胞それぞれの段階で結果を聞きにきてください、とのことでした。
採卵日の直後に再度休みが取りづらかったため、培養結果は夫に聞きに行ってもらうことになりました。
一度目の受診(3日目胚の確認)は木曜で平日だったので、午前休をとってくれました。
二度目の受診(5日目胚の確認)は土曜日で夫の会社はお休み。
私は採卵日の振替で土曜も出勤になったため、この日も夫にお願いしました。
一度目の受診日は、昼休みに夫と電話する約束をしていましたが、それまでにLINEで結果を教えてくれました。
結果、『5個中4個が分割し培養継続』
1個も無かったら…と不安だったのでほっとしました。
昼休みに入るなり、すぐに電話しました。
「4個中3個は良い評価らしい」とのこと。
ただ、そこから胚盤胞に到達するのは一般的に60%前後らしく、1個か2個凍結できれば…という状況と聞き、少しがっかりしました。
帰宅後、詳細を確認。
こちらのクリニックは初期胚をVeeck(ヴィーク)分類で評価しているようです。
〈3日目胚の結果〉
6G4 ←『6分割していてグレード4』の意味
7G2
8G2
8G2
*3日目胚では8分割が理想。
*グレードは細胞の大きさが均一でありフラグメント(細胞の破片)の数が少ないほど良好。数字が小さいほど良い。
“卵たちみんな胚盤胞まで育ってくれー!”と祈りながら、長い長い二日間を過ごしました。
そして土曜日。
またしても夫からLINEが来ていましたが、仕事が忙しく、昼休みにようやく確認しました。
結果
『4個中2個凍結』
『残り2個はまだ成長する可能性あるため、6日目まで培養延長』
1個か2個あれば…と思っていたので、とりあえず安心しました。
帰宅後、詳細を確認。
胚盤胞はGardner(ガードナー)分類で評価されます。
〈5日目胚の結果〉
3BC←『ステージ3、内細胞塊がB評価、栄養外胚葉がC評価』
3BC
*ステージは成長段階を現していて、数字が大きいほど良い。
*内細胞塊:内側の細胞数。胎児になる部分。
栄養外胚葉:外側の細胞数。胎盤になる部分。
共にABCで評価。Aが最も良好。
BBまでが良好胚らしく、3BCはあまり良い結果ではないようで少し残念でした。
でも、先生の話によると、評価が低くても妊娠することはあるし、逆に評価が高くても駄目な場合もあるとのこと。
ここまで成長した卵を信じたい!
5日後、仕事の都合がついたため、培養延長した胚の経過を聞きにクリニックへ。
結果、延長翌日に2個とも凍結できた、とのこと。
〈6日目胚の結果〉
4BB
4BC
2個とも凍結できたことが嬉しい反面、
“やっぱりAは無かったか…”
と複雑な心境でした。
先生から、
「6日目胚は5日目胚より劣るが、総合的に見て、まず4BBの卵を移植しようと思う。」
「4BBでの着床率は50%前後。」
と説明がありました。
“BBで50%なら、他の卵はどうなるんだろう…”
“夫なら、きっとこの確率を前向きにとらえるんだろうな…”
考えたところで増えることのない数字と格闘しつつ、クリニックを後にしました。
今思うと、確率なんてあてにならないし、4個凍結できただけでもありがたいことなのに。
採卵後しばらくの間、点滴部位にあざと痛みが残り、静脈炎と診断されました。
青く広がった痛々しい腕のあざを見るたびに『こんなになってまで頑張ったのに、もし妊娠できなかったら…』と嫌な想像が膨らみました。
次に生理が来たら、すぐ移植周期に入れるとのこと。
ゆったりとした気持ちで赤ちゃんを迎えるためにも、ここしばらく激しく揺さぶられていた精神面を、まず整えなければと感じました。