*ひだまり妊活日記*

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不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

津田沼IVF CLにて2回目の採卵(計3回目)

 

 

アロマセラピー講座に通いながら、津田沼IVFクリニックで2回目の採卵周期スタート。

 

 

採卵は、予想通り前回も成功したアンタゴニスト法で行うことになりました。

hMGの注射で卵胞を育て、途中から排卵を抑えるアンタゴニストの注射を追加。

卵胞が理想の大きさに育ったら採卵日を決定。

最後にhCGを打ち成熟させ、一定時間後に採卵を行います。


D2:hMGの自己注射を開始(12日間)

D10:セトロタイドを追加(5日間)

D14:hCGを筋肉注射(採卵の34~36時間前)

D16:採卵


その間、ホルモン値と卵胞チェックのために4度通院。


今回は卵胞の数が多かったせいか、卵胞がなかなか成長せず、前回よりもhMGを打つ日数が長期間となりました。

そのため、前回よりも通院回数が増え、予定より遅れての採卵となりました。


hMGは前回と同じ量でスタート(300IU)。前回は途中から減量しましたが、今回は卵胞の成長が遅かったため減量せず継続しました。


D14の採卵直前の通院時、卵胞は合計15個ぐらいで20mm程度まで成長していると確認。

ホルモン値も良いとのこと。

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)予防のため、この日から8日間はカバサール錠を飲むようにと言われました。

前回は飲みませんでしたが、今回は卵胞数が多いためOHSSのリスクが高いのだそうです。

確かに2〜3日前からお腹の張る感じが出てきて、歩いたり座ったりすると痛みを感じました。

“今回は卵が多いからかな~”と軽く考えていましたが、もしかしたらOHSSの前兆が出ていたのかもしれません。

 

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
自然排卵周期では卵巣に1個(時に2個)の卵胞ができますが、排卵誘発剤を用いた「刺激周期」では通常複数の卵胞形成が見られます。作用の強い注射剤を連日使用すると10~20個の卵胞ができることも珍しくありません。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」は、多数の卵胞形成によって、卵巣が腫れることによる腹痛と、随伴して出現する腹水による腹部圧迫感を主症状とします。症状の程度は薬剤の種類と使用量、そして受ける人の体質(たとえば多嚢胞性卵巣症候群)、薬剤への感受性によって異なります。
症伏は採卵後から出現し一週間頃にピークを迎えますが、月経前になるとすみやかに改善してきます。しかし妊娠が成立した場合には、妊卵から分泌されるhCGにより黄体が刺激を受けてホルモンの分泌が続くため、症状は長引きます。

OHSSは注射剤の排卵誘発剤を使用する人にみられる症状ですが、大部分は軽症のため日にちが経ては改善してゆきます。身体を動かした時などに、腹部に引きつる感覚やチクチクした痛みを感じるのは症状の初期と言えます。卵巣が大きく腫れて強い痛みがある、腹水がたまる、尿量が減少してくるような重症例では注意が必要です。このようなケースでは血液の濃縮が起こり、血栓症などを引き起こすことがあるからです。胸水までたまるような最重症例では長期の入院加療が必要となります。

OHSSを未然に防ぐため薬は慎重に使用しておりますが、予想以上の反応が起こることがあります。発症した場合は医師の指示に従って水分をいつもより多めに取り、激しい運動やアルコールを控えることなどを心がけてください。

 ※津田沼IVFクリニックHPより抜粋

 

 

 
問題となったのが採卵当日の採精時間です。

今回は平日のため、夫の出勤前に採精する必要があるのですが、採卵時間が遅いと精子提出時間までかなり空いてしまいます。

先生に相談したところ、やはり3時間以上は空けない方がいいだろうとのことで、採卵時間を早めていただきました。

 


採卵前日の夜は、いつも通り夫とふたりで翌朝のシミュレーションをしました。

このクリニックで2回目の採卵のため、緊張せずリラックスして過ごすことができました。

 

 


採卵当日の朝。

食事、化粧、コンタクトはNGのため、すぐに準備完了。

予定通りの時間に採精できましたが、今回はいつもより量が少なく、心配になりながら出発。

 

 

到着後はすぐに精液を提出。

準備をして採卵室に入り、前回通りの段取りで麻酔を投入されました。

2回目の採卵ということもあり、また先生やスタッフさんを信頼しきっていたため、不安や怖さを感じることはありませんでした。

 

終了後、すぐに起こされて安静室へ。

下腹部に生理痛のような痛みあり。

我慢できずに鎮痛剤のポンタールカプセルをもらって飲み、そのままベッドで休みました。

時計を見ると、麻酔をかける直前から20分以上経っていました。

“たくさん採れたから時間がかかったのかなぁ。”

お腹の痛みを紛らわすように、ポジティブな想像を膨らませました。

 

その後1時間ほど横になりましたが、今回も全く眠れず。

お腹の痛みと尿意と寒気を感じながら、時間が過ぎるのを待ちました。


起こされた後は着替えやトイレを済ませ、待合へ。

 


その後、培養士さんから採卵結果について説明を受け、受精方法を決定しました。

採卵結果は14個。

また、持参した精液量は少ないものの、濃度や運動率が良いため問題ないとのこと。

予想通りの採卵数が確保され、精子の方も大丈夫と聞き、ほっとしました。


こちらのクリニックでは受精方法や培養期間の判断を患者側に委ねられるのですが、今回は本当に迷いました。

前回は体外受精(振りかけ)を選択しましたが、胚盤胞までの到達率があまり高くなく、今回はできるだけ確実な方法を取りたかったからです。

培養士さんから

「体外でも顕微でも凍結率に大きな差はない」

「顕微は精子を入れる時に多少なりストレスがかかる」

と言う話を聞き、結局は前回同様、

受精方法→『体外受精

凍結の段階→『全て胚盤胞

と決めました。

できるだけ流産を避けるため、初期胚ではなく胚盤胞まで培養してほしいという意思は変わりませんでした。

 

 

最後に先生による内診。

前回止血用のガーゼを抜くのがかなり痛かったったので覚悟していましたが、今回は出血しなかったのかガーゼを入れていなかったようで、痛い思いをせずに済みました。

エコーの結果、卵巣や子宮の状態は問題なし。

「精液の状態が良いですね。」と言われ、体外受精を選択したのは間違っていなかったと安心しました。

また、今回は採卵数が多く卵巣が腫れてくる可能性があるとのこと。

状態を確認したいので、3日後に再度受診するようにと言われました。

 

前回同様に、今日から3日間抗生剤を飲み、生理がきたら3日目からプラノバールを飲むようにと説明を受け、終了となりました。

 

 

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 その後、下腹部痛が悪化することはありませんでしたが、歩いたり座ったりすると痛みを感じ、また息苦しさも続きました。

それでもたくさん採卵できたことが嬉しく、“やりきった!”という気持ちで帰宅しました。

移動距離が長いため、自宅に着いた時にはぐったり。

その日の夜はぐっすりと眠りました。

 


 

翌日、TELにて受精確認

一週間後、TELにて凍結確認