*ひだまり妊活日記*

*ひだまり妊活日記*

不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

流産で休んだ一週間

 


*流産の様子を記載した内容です。

 

流産と確定した日が月曜だったので、火曜から金曜まで仕事を休ませていただくことにしました。

 

職業柄、急に休むと周りに大きな負担がかかるので、日ごろ体調不良で休むことはありませんでした。

そんな状況で4日間もの休みを申請するのは心苦しかったのですが、初めての流産でいつ出血が始まるかわからなかったため、事情を話した上で休ませてほしいとお願いしました。


女性の上司はとても心配し、快く休みを承諾してくれました。

 


流産と診断を受けた後、妊娠維持のために続けていたホルモン剤はすぐに中止しました。

 

その後の一週間の経過を記載します。

 


翌日の火曜日

これまで仕事や家事、自宅での薬、通院など忙しかったので、急なお休みをどう過ごしていいかわからず、一日中そわそわしていました。

出血する気配は全く無く、

“仕事休んだのに一週間で出てこなかったらどうしよう”

“手術になるのは怖いし嫌だなぁ”

という不安ばかりが頭をよぎりました。

 

 

2日後の水曜日

薄茶色のおりものがあり、わずかに腹痛を感じました。

夕方頃から、急に精神的に不安定になり、涙が止まらなくなりました。

“ホルモンバランスが変わってきているせいかも…”と、冷静に分析することで、自分を落ち着かせました。

 

 

3日後の木曜日

おりものの色がさらに赤っぽくなりましたが、まだ出血は無し。

昼頃、遠方に住む田舎の母が泊まりに来てくれました。

母には治療を始めた時、妊娠した時、そして今回の流産と、要所要所で状況を伝えていました。

夫が帰ってくる前にスーパーに行き、母と一緒に夕食を作りました。

母も交えた夕食の時間は、穏やかな気分で過ごすことができました。

 

 

4日後の金曜日

朝、基礎体温が急に低下。

またもや精神不安定になり、涙が出てきました。

昼頃に母が帰ることになり、気分転換もかねて駅まで見送ることにしました。

玄関を出る直前、終始笑顔で励ましてくれていた母が、「よく頑張ったなぁ、辛かったなぁ。」と言って泣きながら手を握ってくれました。

 


母自身は、私たち三姉妹を苦労することなく授かり、もちろん流産経験もありません。


そんな自分の娘の、自然妊娠できない体や不妊治療、そして初めての妊娠で起こった流産に対して、とても心配してくれていたんだと感じました。

何より私の表情を見ているのも辛かったはずです。


そんな母にありがとうと何度も伝え、

「きっと今はホルモンバランスが乱れているせいで精神的に辛いだけ。流れてしまったら落ち着くはずやから!」

と笑顔で伝え、別れました。

 


その日の経過↓↓

14時頃   出血が始まり、徐々に量が増える。

17時頃   腹痛が強まり、鎮痛剤のカロナールを飲む。1時間に1回ナプキン交換。

20時頃   胎嚢が出る。

小さい塊のあとに続いて出てきた胎嚢は、薄い皮のようなものに包まれていて大きさは3cmほど。ぷよぷよとした赤黒い色の塊。

その後、徐々に出血が減り、夜中には腹痛も治まる。


痛み止めを飲んだせいか、想像していたほど強い痛みはありませんでした。


夫と一緒に、紙で包んだ胎嚢に手を合わせ

「ありがとう。天国へ行ってね。」

とお別れしました。


休みを取っている一週間の間にお腹から出てきてくれて、正直ほっとしました。

 

 

5日目の土曜日

夕方、他県に住む妹が新幹線に乗り、一泊で会いに来てくれました。

私と同じ時期に結婚しましたが、この時まだ子供はおらず、週末なら行けるから!とかけつけてくれたのです。

流産までの経過をひと通り報告した後は、たわいもない話で盛り上がり、気持ちが明るくなりました。

この日は妹の優しさをしみじみ感じながら、ぐっすり眠ることができました。

 

 

6日目の日曜日

妹を連れてスカイツリーへ。

夫も妹も、本当は遊びに行きたいわけでは無いことはわかっていました。

二人が私を励まそうと提案してくれたのです。

カフェを探して歩き回っている時、自分の身体の弱り具合にびっくりしました。

出血による貧血か…ホルモンバランスの乱れか…。

治療の直前まで社会人バスケをしていたぐらいなので、それなりに体力はある方です。


『いのちを生む』ということは、それほどパワーが要ることなんだと改めて実感しました。

 


妹を見送り、一週間ぶりとなる翌日の出勤に向けて、その日は早めに休みました。

身体は疲れていましたが、いつのまにか心はスッキリ回復していました。

 

 

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