初めての稽留流産で自然に流れた後、経過を診てもらうため一度受診しました。
全てすっきり出ていたようで、子宮はきれいな状態になっていると言われて安心しました。
次の生理からまた移植に入れるとのこと。
流産後の生理は遅れやすいと聞いていましたが、意外にも26日後に始まりました。
もともと28日周期なので少し早いなーとは思いつつ、早まる周期もあるし体調も戻っていたので、2回目の移植にチャレンジすることにしました。
今回も凍結胚盤胞の移植のため、ホルモン補充を行います。
D2:エストラーナテープ開始
スケジュールに沿って一日置きに2枚貼り替え。
D6:テープを3枚に増やす
D8:テープを4枚に増やす。
D12:テープを2枚に減らし、プロゲステロン筋注を追加
D17:移植
今回のスケジュールは、開始から移植までの期間が前回よりも短くなっていました。
特に理由は説明されなかったのですが、こちらのクリニックは同じ日に移植可能な人数が少ないため、日程を調整したのだと思います。
D11に受診し、順調に内膜が厚くなっていると確認できたので、予定通りの日に移植することになりました。
テープ2枚の期間が短かったので不安でしたが、ちゃんと内膜が厚くなっていてほっとしました。
プロゲステロン製剤は、今回も注射を指定されました。
前回の注射の影響でまだお尻が硬かったので、初回から打つのに手こずりました。
移植の当日は午後休をもらいクリニックへ。
前回の移植で痛みが強かったため、予めもらっていたボルタレンサポ(鎮痛剤の坐薬)を使用し、ロキソニンも飲んで万全の態勢を整えました。
移植前に診察で、先生から胚盤胞の説明を受けました。
5日目胚の3BCを融解しアシステッドハッチングを行い、5BCになったとのこと。
「外側の細胞は少なめだけど悪くはない。前回の卵にも負けてない。」
と言われ、嬉しくなりました。
移植は前回通り行われました。
先生も私が痛くて暴れると覚えてくれたようで、他の人よりも細い器具を使うとのこと。
クスコ挿入時はどうしても痛くて動いてしまいましたが、一度移植を経験しているため、うまく対処できました。
移植後に、先生から「プロゲステロン注射の方はどう?」と聞かれました。
「お尻が硬くなってきて刺しにくい。」と伝えると、あっさりと膣錠に変更になりました。
ルティナス膣錠100mg
プロゲステロン(黄体ホルモン)の膣錠で、付属のアプリケーターを使って挿入します。
朝・昼・夜に使用。90秒ぐらいでシュワッと溶けるので、挿入後2〜3分は動かないこと。
白っぽいカスが出るので、おりものシートを使用する必要あり。
※ 画像はニュースリリースより
注射は痛いし大変でしたが、膣錠は昼も使わなければいけないので、ちょっと嫌だな〜と思いました。
昼は職場のトイレでするのか…
しかも、1個500円!失敗できない!!
最後に診察室へ呼ばれて先生のお話。
妊娠判定を行う日と、陽性だった場合の受診日を確認。
陰性だった場合は薬は中止。
(こちらのCLでは妊娠判定は市販のキットを使って自分で行うよう指示あり)
「今回で決着つけたいね。」という先生の言葉に、
“膣錠に躊躇している場合じゃない!”
と気持ちを切り替えました。
翌日(D18/BT1)〜
プロゲステロン注射中止→ルティナス膣錠へ変更
膣錠は理想は8時間おきですが、仕事の都合上そんなの無理です!
できるだけ朝早く使い、昼を遅らせるようにしましたが…。
あと、やっぱりおりものに混ざって出てくるカスは気になりますね。
*その後の治療で1日1回の持続性の膣錠を使うことになりますが、このルティナス3回を使用した身としては、1日1回は画期的でした。
需要を理解して新薬を作ってくれたメーカーさん、ありがとう!
BT12
市販の妊娠検査薬にて妊娠判定
終了線の隣に、うすーーくライン!
でも前回より薄い…。判定日は前回より2日遅いのに。
BT13
再検査
昨日と同じぐらいの薄いライン。
この日受診予定だったのですが、クリニックが午前のみで私は仕事が休めず、夫が午前休をとって受診してくれました。
先生に検査薬を見せると、着床はしているとの診断。
ただかなり薄いので、このままhCGが上がらずに終了する可能性もあるとのこと。
追加の薬をもらって終了となりました。
この時はまだ、“きっとこれからhCGが上がってくれるはず!”と希望を抱いていました。
BT15
再検査
ラインの濃さが全く変わらず、かなりショックを受けました。
可能性は限りなく低いとわかっていても、
「前回も最初は薄かったよね?まだわからないよね?」と何度も夫に問いただし、困らせてしまいました。
ここ2〜3日は少し体調変化を感じていたこともあり、諦めきれない自分がいました。
BT16
検査薬が無かったため買いに行き、再検査。
昨日より薄いライン。
半日あけて、もう一度。
もちろん、同じく薄いライン。
少し時間を置いて、また見比べてみる。
…薄いまま。
いい加減、諦めがつきました。
一度目の移植で妊娠できた私は、過度に期待が高まっていたのだと思います。
『何回か移植してやっと妊娠できる』くらいの気持ちでいたらよかったな、と思います。
この日は休日だったため一日中家にいて、いっぱい泣いて、いっぱい夫と話しました。
“今日が休日で良かったな”と思いました。
そして、もう薬を止めようと決断しました。
この時の化学流産は、薬をやめるとすぐに生理が来たので、心身ともに比較的早く回復することができました。