過去の治療記録の続きです。
生理が来たので、最後の凍結卵の移植周期に入るため、楠原クリニックを受診しました。
その日、また嫌な思いをしました。
先月、杉ウィメンズクリニックでエコーをした際に、前回の流産時の内容物が少し残っていると言われました。
その時点ですぐに楠原クリニックに相談したところ、生理がきた段階で再度エコーして確認してくれると返答がありました。
そのため、今回はまずエコーをすると思って受診したのですが、先生はそのまま移植のスケジュールを組み出しました。
あれ?と思い、その話をすると、「生理がきたということは、すべて流れ出ているはずなので大丈夫です。」とのこと。
さすがにおかしいと思い、今回は私も食い下がりました。
「エコーで子宮内を確認した上で移植に入れると聞いていたんですけど。話が違いますし、一度その話を聞いていたので、確認してもらえないのは不安です。」
さすがに先生も動揺したようで、エコーを行ってくれました。
結果、内容物は流れていたので問題なく移植周期に入れることになったのですが。
それにしても…。
先生の考えだけで治療方針を決めるのは、そのクリニックのやり方として成立するとは思います。
詳しい説明なく進めるのも、よくあることなんだと思います。
ただ、私は言われたことが二転三転するのだけは納得できませんでした。
正直この時点で、“ここで移植するのも今回が最後だな”と思っていました。
さて、今回も凍結胚盤胞の移植のため、ホルモン補充を行います。
D2:エストラーナテープ開始
スケジュールに沿って一日置きに2枚貼り替え。
D6:テープを3枚に増やす
D8:テープを4枚に増やす。
D12:テープを3枚に減らし、ウトロゲスタン膣用カプセルを追加
D17:移植
D11に受診し、順調に内膜が厚くなっていると確認できたので、予定通りの日に移植することになりました。
今回は排卵日以降はテープ3枚で続けるようなスケジュールでした。
枚数が増えた理由は特に言われませんでした。
プロゲステロン製剤は、今回はウトロゲスタンという膣用カプセルになりました。
前回使用したルティナスより、ホルモン量が多いとのこと。
ウトロゲスタン膣用カプセル200mg
プロゲステロン(黄体ホルモン)の膣カプセル
朝・昼・夜、8時間毎に使用。
小さめの粒で、指で膣内に挿入。
使用後はすぐに動いてもよい。
光に弱いので遮光保存。
ピーナッツアレルギーの人は使用できない。
おりものに混ざってカスや殻が出ることがある。
*画像は富士製薬工業HPより
ルティナスのようにアプリケーターが無いため、うまく入れれるか不安でしたが、思ったよりもスムーズに使用できました。
移植の当日は午後休をもらいクリニックへ。
今回は鎮痛剤は使いませんでした。
使っても痛いときは痛いので…半分諦めです。
移植前に診察で、先生から胚盤胞の説明を受けました。
6日目胚の4BCを融解しアシステッドハッチングを行い、5BCになったとのこと。
「内側の細胞は多いけど、外側の細胞は少ない。」と言われました。
これまでの経緯もあり、残った4つ目の胚盤胞に期待が持てていなかったため、いつもなら落ち込む言葉も特に気になりませんでした。
移植はいつも通りの手順で行われました。
今回も相当痛いだろうと覚悟していましたが、今までで一番痛みが少なく、スムーズに終わりました。
4回目ということもあり、痛みに慣れてきたのかもしれません。
培養室で胚盤胞を吸い取る瞬間の映像も、冷静にモニターを見ることができました。
終了後、お尻にプロゲステロンの注射を打たれました。
これまでの移植では行わなかったのですが、2回も稽留流産しているから、流産予防のためでしょうかね。
その後は前回通り、回復室で30分横になりました。
最後に診察室へ呼ばれて先生のお話。
妊娠判定を行う日と、陽性だった場合の受診日を確認。
陰性だった場合薬は中止。
(こちらのCLでは妊娠判定は市販のキットを使って自分で行うよう指示あり)
この日から、杉ウィメンズクリニックでもらったバイアスピリンも開始しました。
判定日までは、あまり体調変化がなく、眠気が出たり胸が張る程度でした。
“今回は無理な気がする…”
初めて抱いた感覚でした。
BT9
判定日
見事に陰性。
ラインの色が全く出ないのは、この時が初めてでした。
残念な気持ちもありましたが、すぐに立ち直れました。
ストレスなく通院できる転院先を探そう!と、その日から動き出しました。
“次の採卵では整骨院で教わった体質改善の効果が、卵に現れるといいな!”
早くもそんな期待まで膨らんでいました。
*このブログは個人的な感想を書いており、クリニックを誹謗中傷する目的ではありません。