*ひだまり妊活日記*

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不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

津田沼IVF CLにて初採卵(計2回目)

 

 

さて、津田沼IVFクリニックで体外受精スタート。

 

受付時に先生の希望を書けるのですが、私たちは院長の吉川先生を指名しました。

 

 

採卵は、前CLで成功したアンタゴニスト法で行いました。

hMGの注射で卵胞を育て、途中から排卵を抑えるアンタゴニストの注射を追加。

卵胞が理想の大きさに育ったら採卵日を決定。

最後にhCGを打ち成熟させ、一定時間後に採卵を行います。


D3:hMGの自己注射を開始(9日間)

D8:セトロタイドを追加(6日間)

D13:hCGを筋肉注射(採卵の34~36時間前)

D15:採卵


その間、ホルモン値と卵胞チェックのために3度通院。

 


D3の通院時に、前CLの採卵で空胞が多かったことを伝えると、hMGの量を前回よりも増やすことになりました。(前CLは225IU→今回300IU)その後、卵胞の成長に合わせてD6から減量しました。(150IU)

hMGの初日は、まず院内で注射の手技のDVDを見て、その後看護師さんから指導を受けながら注射しました。

 

D8から追加になったセトロタイドは、打ったあと揉まないように注意されました。

毎回注射後に痒みが出たのが辛かったです。


D12の採卵直前の通院時、卵胞は合計10個ぐらいで20mm程度まで成長していると確認。

ホルモン値もとても良いとのこと。

ただ、この時甲状腺に関する検査項目(TSH、TRAb)の数値を指摘されました。採卵には影響しないようですが、妊娠した時に甲状腺ホルモンの異常により流産となる可能性もあるため、きちんと管理する必要があるとのこと。

これをきっかけに、専門医にかかることになりました。

 

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採卵前々日に打つhCGは前CLと同じ5000単位を使用。

アンプルからアンプルに入れて混合しなければいけなかったため緊張しましたが、うまくできました。

予め指示されていた時刻に無事終了。

 

 

採卵日までの診察で感動したのが、通院のたびに行う経膣エコー。

採卵前は刺激法により卵胞が膨らみ卵巣が大きくなっているため、前CLでは特に激痛で、鎮痛剤を飲むほどでした。

それが、こちらのクリニックではとてもゆっくりと丁寧にしていただけたため、多少の痛みで済みました。

安心感から体の緊張がうまく抜けたのかもしれません。

左の卵巣が採卵しにくい位置にあることは、前CL同様に指摘されましたが、先生はプローブを強く押し付けることなくエコーしてくださいました。

 


採卵前日の夜は、夫とふたりで翌朝のシミュレーションをしました。

2度目の採卵のせいか、あまり緊張せずに眠ることができました。

 

 


採卵当日の朝。

食事、化粧、コンタクトはNGのため、すぐに準備完了。

予定通りの時間に採精し、精液をもって出発。

土曜日だったため、夫も付き添ってくれました。

 

 

到着後はすぐに精液を提出。

手首にネームバンドを巻き、安静室でガウンに着替えて待機。

 

前CLで一度採卵しているため流れが分かっている分、あまり不安や緊張はありませんでした。


しばらくすると、名前を呼ばれて採卵室へ。

手術台に寝かされ、血圧計、心電図、パルスオキシメーター(血中酸素濃度&脈の測定器)、点滴をつけられ足を固定。

 

培養士さんにより名前の確認が行われ、先生が来るのを待ちました。

 

さすがにここまで来るとドキドキ…

 

先生が到着し、いよいよ開始。

「頑張りましょうね。」

「消毒前に麻酔かけますからね。」

 

“私が内診で痛みを感じやすいことをちゃんと把握してくれてる!!”と感動。

先生の落ち着いた口調や振る舞いにも、安心感を抱きました。

 

麻酔が流れ、右腕に冷たさを感じると同時に、頭がポワーンとしてきて意識が無くなりました。

 

採卵中も全く痛みを感じず。

 

終了後、すぐに起こされて再び安静室へ。

少し下腹部に痛みあり。

その後40分ほど横になりましたが、麻酔の効果が切れたせいか全く眠れませんでした。

(麻酔はプロポフォールを使用)

 

その後、看護師さんに血圧を測ってもらい、着替え、持参した水を飲みお菓子を食べました。

 

 

安静室を出ると、目の前の椅子に夫が座っていました。

採卵に付き添うのが始めてだった夫は、私の元気そうな顔を見てほっとしている様子でした。

 

 

待合で待っていると、培養士さんからカウンセリングルームに呼ばれ、採卵結果と受精方法について説明を受けました。

採卵結果は8個。(もう1個採れたが変性卵)

「問題なく誘発かけれたと思います」とのこと。

また、持参した精液の精子量や運動率も問題ないと伝えられました。

 

受精方法や培養期間については、最終決定を私たちに委ねられました。

迷った結果、

受精方法→『体外受精

凍結の段階→『全て胚盤胞

と決めました。

一部を初期胚で凍結することも可能でしたが、胎嚢確認までたどり着く確率が、初期胚で23%、胚盤胞で53%と聞き、今回は全て胚盤胞を選びました。

私のように流産しやすい体質の場合は、凍結数が減る不安はあっても、胚盤胞まで外で培養してもらう選択が合っている気がします。

 

また、起こり得るリスクとして、液を吸い取った卵胞に再び体内の水分が入り込み、卵巣が腫れてお腹が張る可能性があると聞きました。

そのため「激しい仕事や運動は一週間は控えてください」とのこと。

 

 

最後に先生による内診。

止血のために入れていたガーゼを抜くのが、予想以上に痛かったです。

「採卵の時ちゃんと麻酔は効いていたかな?」

「痛くなくて良かったね」

一言一言が神のよう! 

エコーの結果、卵巣や子宮の状態は問題なし。

卵巣の腫れが落ち着いたら移植周期に入れると説明を受けました。

おそらく生理2回ぐらい来てから開始になる、とのこと。

 

今日から3日間抗生剤を飲み、生理がきたら3日目からプラノバールを飲むようにと説明を受けました。

プラノバールは、『次の移植に向けての準備』だそうです。

ホルモンバランスを整える目的だと思います。

 

 

しばらく下腹部の痛みは続きましたが…

ほぼ予想通りに採卵できたこと。

採卵中の痛みが無かったこと。

夫が付き添ってくれたこと。

前回とは違い、清々しい気持ちで帰宅することができました。

 

あとは神に祈るのみ!

 

 

 

翌日、TELにて受精確認

一週間後、TELにて凍結確認

 

 

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