*ひだまり妊活日記*

*ひだまり妊活日記*

不妊症&不育症治療と8度の流産を乗り越えた七転八起な日々の記録

仕事探し

 

 

夫と話し合った結果、治療を優先しつつ、仕事を始めることにしました。

 

前回の記事にも書きましたが、仕事をするにあたり夫と約束したことは…

⚫︎身体に負担にならないような働き方をすること。(仕事内容や通勤距離など)

⚫︎仕事後に通院しやすい時間帯で働くこと。

⚫︎妊娠したり流産した場合を想定して、職場には不妊治療している旨を伝えること。

 です。


果たして条件に当てはまるところがみつかるのか…?!

 

*仕事を探すまでの葛藤はこちら↓↓↓

 

 

職探しは、新卒の時も含めて5ヶ所目になります。

東京から地方の実家に戻ったり、結婚するタイミングで引っ越しをしたため、どうしても転職する必要があったからです。

 

私は前回の転職で、とある仲介会社にお世話になりました。

その際、担当の方には何度も相談に乗っていただきました。

親身に対応してくださり、条件に合う職場を必死に探していただいたおかげで、良い職場に巡り会うことができました。


仲介会社はいくつもあり、これまでに別の会社を利用して嫌な思いをした経験もあるのですが、大学の先輩からのお墨付きで紹介されたこちらの会社は評判通りの丁寧な対応でした。


そのため、今回も迷わず同じ方に連絡しました。

担当の方は自分より少し年上の男性なので、不妊治療についてどのように伝えるか迷いました。

この方は結婚していて子供もいますが、男性の多くは全くと言っていいほど不妊治療について無知なはず。

ただ、面接時に「治療で休むことがある」と伝えるためにも、仲介会社の方にはある程度治療を理解してもらう必要があります。

 


言葉を選びながらメモ用紙に書いて、話す内容を整理したあと、電話でお話しました。


結果、その方は治療に関して詳しくは無かったものの、同じようなケースの方も多いそうで、すぐに状況を理解してくれました。


「最近は不妊治療や妊娠・出産、介護に対して理解のある会社が増えてきています。fuuさんの業種は女性が7割ですし、男性が多い業種に比べて理解が得やすいはず。不妊治療をしながら働きたいと考える女性も少なくありません。」

「通える範囲で希望通りの条件の会社がみつかるかはわかりませんが、今のfuuさんは治療を優先するという条件を妥協しない方がいい。面接でそれを渋るような会社なら、入ってからも働きづらいはず。そんなところはやめた方がいいです。」


心強い味方ができました。

前回の転職の時から感じていましたが、とても情に厚い方です。

思い切って相談して良かったと感じました。


細かい条件を伝え、ひと通り探してもらった後に再度連絡をもらう事になりました。

 

 

それから一週間後に連絡がきました。

私の住んでいる地域から通える会社の数は比較的多いそうです。

しかし、100社連絡したところで、まだ良い返答が来ないとのこと。

残念な気持ちより先に、“そんなにたくさんの会社に応募してくれたんだ…!”と驚きました。


ちなみに、夫との約束を踏まえた上で担当者に伝えた条件が、

⚫︎通院を優先させたいので、9時~16時の勤務希望。

⚫︎できれば社保加入パートになりたい(いずれ産休・育休を取得したい)ので、週5日働きたい。

⚫︎基本的には退勤後に通院するが、採卵や移植の場合は時間が決まっているため休む必要がある。(多くても月に1~2日)


そんな条件を飲んでくれる会社が、通える範囲で簡単にみつかるとは思えません。

どうしても無理なら、社保加入は諦めて、勤務時間を短くするか日数を減らすことを考えていました。


そのことを担当の方に伝えると、

「まだ返答の無い会社がいくつかあります。他にも探してみるので、妥協するのはそれからにしましょう。」

と言っていただきました。

なんて心強い…!!

 

 

そしてさらに待つこと一週間。

朗報が入りました!

一社、面接をしてくださるとのこと。

聞けば、担当の方はその後さらに50社ぐらい当たってくれたそうです。

諦めずに頑張ってくれたことに、本当に感謝!!

 

面接当日は、仲介会社の担当の方と待ち合わせて、二人で向かいました。

面接してくださった人事部の部長は50代の男性。

予め仲介会社の方から不妊治療について説明をしてもらっていたはずなのですが、あまり詳細を把握していない様子でした。

しかし、「今の時代、同じように治療している人はたくさんいるし、急に休んでもフォローできるから気にしなくて大丈夫です。」と言っていただきました。


面接の最後に

「この仕事で最も大事だと考えていることはなんですか?」

と聞かれました。

緊張しながらも目を見てはっきりと答えると、強面の顔がニコッと微笑み、

「ぜひ、お待ちしておりますね。」

と返ってきました。

後日採用通知が届き、この職場での日々が始まりました。

 

いずれブログに書く予定ですが。

実際に一緒に働くことになった女性の上司は、今日に至るまで、常に私の体調を気遣い、励まし、支えてくれました。


現在私は切迫早産のため休職していますが、治療を続けながら仕事をし、ここまでたどり着けたのは、この職場の方々と出会えたおかげです。

 

 

仲介会社の担当者さん。

面接してくださった人事部の部長。

いつも励まし支えてくれた女性の上司。

治療や流産で迷惑かけても優しく見守ってくれた歳下の女性社員さん。

私の急な休みに進んでフォローしてくれたパートさん。


全ての人に感謝してもしきれない程です。

 

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夫によく「fuuは本当に良い人と巡り会うよね。」と言われます。


こんな身体を持って苦労はしているけれど、それでも私は幸運だと感じています。